夏雪草


作曲 ありあ
作詞 ありあ

















夏の匂いに君の面影探すのは
雪と見紛う一面の夏雪草


君は知らずや雪にこの身は冷えゆくも
林檎色した頬だけは熱いのを

積もる想いは深すぎて
手を伸ばすには遠すぎて
後ろ姿見ながら何も言えず終わる
ひとたび限りの帰り道

どこまでも白い世界に
君と二人歩いていたかった
手のひらにひとひらの白
咲いたのは夏雪草


誰も知らずや君と居たくてまわり道
消えてくれるな足跡が二人分


いつか君と雪解け道で
芽吹く春を迎えてみたかった
移ろうは時の定めか
咲いたのは夏雪草


思い出せば
すべて夏の夜の夢